Citibank || Global Wallet機能を海外で試した記録

シティバンクシンガポールのマルチカレンシー預金口座はCitibank Global Walletというサービスを提供しています（シンガポール居住者向け口座、非居住者向けIPB口座共に）。

先日オーストラリアに行った際、デビットカード利用で果たしてAUD口座から直接出金できるのかどうか、ATMでの出金・ショッピング利用の両方を試してきたのでその情報共有です。

まず、少し話が逸れます。以前からシティバンクでは外貨口座の外貨を、デビットカードを使うことで海外での引き出しやショッピング利用が可能でした。しかし、利用にあたってはその都度海外で利用する外貨口座をカードにリンクさせる必要がありました。
Services >> Banking Services >> DEBIT CARD LINKAGEと進み、

使用するカードとカードにリンクさせる口座を設定していたのです。ちなみに今でもこの機能はインターネットバンキング上に残っています。

今回オーストラリアへ行く際にはこの設定をせず、カードにリンクする口座をSGDのままとしていましたが、問題なくAUD口座から引き出しができ、ショッピング利用の際にも同じでした。利用した国の通貨の口座残高がある場合、自動的にその口座から引き落としされる仕組みのようです（シティバンクのウェブサイトにその旨記載あり）。ただどうしても不安であれば、事前にこの設定をされるといいでしょう。

今回はANZのATMを利用しました。その際に表示された画面について少し情報シェアです。

Select your account

こちらは出金口座種別を選択する画面です。シンガポール発行のカードであればCheque（もしくはChecking）を選択すれば問題ないでしょう。これはHSBC等他行発行カードであっても同様です。仮にうまくいかなかった場合にはSavingsで試してみてください。

a fee of: $2.00

こちらはANZを利用したことで発生するANZ側が徴収する手数料です。別途、ATM利用手数料が発生する場合があります（ちなみにCommonwealth BankのATMでは、うる覚えですが8ドル近い金額が手数料として表示されたので慌ててキャンセルしました）。Continueで続行、Cancelで手続き取消です。

Today's Foreign exchange rate

この画面は初めて見ました。オーストラリア国外発行のカードを使ったので、ATMが親切に交換レートを提示してきています。しかし、今回はAUD口座からの出金だったので交換は不要です、Noをクリックしました（そして無事出金できました）。

少し余談になりますが、海外でのカード決済時に支払いを現地通貨建ではなくカードの通貨建にすると、客側に不利なレートとなることが多いです（尚、前日8月9日のAUDSGDレートはブルームバーグで0.9399でした）。クレジットカードの支払い通貨指定もそうですが、余程為替相場が急変しない限り、現地通貨建での決済を選択されたほうがよいと思います。

デビットカードでのショッピング利用ですが、Paywaveが普及しているオーストラリアでは、利用するお店でカードを提示し、用意された読み取り機械にタップすれば支払い完了です。経験上の域を出ませんが、サインを求めてきたお店はごく一部でした（これは金額にもよると思います）。カードはレストラン、スーパー、駐車場、レンタサイクル等ありとあらゆる場所で使うことができ、使えなかったのはファーマーズマーケットくらいでした。旅行中は200ドルの現金を引き出したものの、終わってみれば95ドルが財布に残っており、支払いはほぼカードで済ませました。

最後に、言うまでもなくデビットカードの利用にはカードがアクティベートされていることと、海外利用設定を有効にする必要があります。この操作方法についてはいずれ取り上げます。