シンガポール・リテール銀行雑記

HSBCシンガポールのプレミア口座を中心に、シンガポールのリテールバンクの利用方法をアップしていきます。

HSBC || リテール部門とプライベートバンク部門の統合

既にニュース等でご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、先日、HSBCがリテール部門とプライベートバンキング部門の統合を発表しました。

詳細は今後詰めていくことになると思いますが、シンガポールHSBCに関して言えば、リテール部門はシンガポール現地法人化しているのに対しプライベートバンキング部門は香港上海銀行シンガポール支店という位置付けです。また、バンカーのライセンスもプライベートバンクとリテールでは異なりますし、MBFCへの移転が決まっているプライベートバンク部門とそうではないリテール部門をどう融合させていくのか、今後の続報を待ちたいところです。

ちなみに、現時点でHSBCシンガポールのウェブサイト上での詳細の発表はありません。

HSBC || Everyday Global Debit Cardをセブン銀行で出金した際の記録

先日、一時帰国の際にHSBC発行のEveryday Global Debit Cardを使って保有する日本円を出金してみました。セブン銀行ATMで試したのですが、問題なく日本円の口座から出金されました。その際の操作方法を纏めてみます。画像が少しお見苦しい点、ご容赦ください。

1. (ATMへカード挿入後に表示される画面)まず、言語を選択します。

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2. 取引内容を選択します。出金ですのでWithdrawalをタッチします。

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3. ICチップの情報を読み込んでいますので、何もせずに待ちます。f:id:sg_retail_bank_info:20200127131030j:plain

4. カード発行会社より出金手数料がかかる可能性がある旨の注意書きです。右下のConfirm(確認)をタッチします。
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5. 次に出金口座種別を選択します。ここは右下のSkip(見難いですが)をタッチします。
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6. 暗証番号を入力します。6桁の暗証番号を入力してください。f:id:sg_retail_bank_info:20200127131422j:plain

7. 入力後、Confirm(確認)をタッチします。誤った暗証番号を入力した場合はClear(訂正)を押してください。Cancelを押してしまうと取引自体がキャンセルされ、ATMからカードが出されます。
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8. (金額選択画面です)出金額をタッチします。画面に表示がない金額を出金する場合、右下のOther Amountをタッチし、出金額を入力します。
セブン銀行における1回あたりの出金限度額は10万円までです。また、出金単位は1万円だったかと記憶しています。
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これ以降の写真は撮っていませんが、出金額を確認し、無事出金となりました。また、ATMでの出金手数料は220円で、出金額と合わせて口座から出金されていました。f:id:sg_retail_bank_info:20200127132648p:plain

最後に、既に多くの方がご存知かと思いますが、シンガポール国外でデビットカードを利用する場合、カードのアクティベーション及び国外利用設定が事前に必要です。

singapore-retail-bank-info.hatenablog.com

DBS || 口座解約時に注意すべきこと

シンガポールでは受取人の携帯電話番号の情報があれば送金可能なPayNowというサービスが提供されています。このサービスの利用には、送金人・受取人共にシンガポール国内の銀行に口座を持ち、携帯電話番号が銀行に登録されている必要があります。PayNowに登録可能な口座は1携帯電話番号につき1口座のみです。例えばHSBCの口座をPayNow口座として登録した場合、他行の口座はPayNowの送金や受取口座として利用することはできません(登録変更はいつでも可能です)。

通常、PayNowで送金すると相手の口座に即時入金されますが、以前友人と飲みに行った後、友人から割り勘した飲み代をPayNowで送ったとの連絡を受けても私がPayNowに登録する口座に着金しないという出来事がありました。即時着金のPayNowではあり得ないことです。このとき友人は、DBSのPayLahアプリから私の携帯電話番号を入力し、送金していました。

(PayLahとはDBSが提供する決済アプリで、中国だとアリペイ、日本だとペイペイに近いです。DBS口座保有者に提供されるサービスですが、DBS口座保有者はPayNowサービスもPayLahアプリを使って利用できます)

その後気になって調べたところ、以前DBS口座を解約したにも関わらず、当時利用していたPayLahアプリを含むインターネットバンキング利用は継続されていることが判明しました。PayLahに登録している場合、PayLah上で送金されたお金は携帯電話番号を使っての送金であってもPayNowに登録済みの銀行口座ではなく、PayLahアプリ上に反映されるようです。今回の件は、私がPayLahアプリを再インストールし、PayLah上に金額が反映されていることを確認しました。その後DBSのコールセンターへ電話し、PayLahを解約する手続きをとりました。

PayLah解約手続きの際に知りましたが、DBSでは銀行口座を解約しても申し出がなければインターネットバンキング及びPayLahは解約される訳ではないようです。DBS口座を解約する場合には、インターネットバンキングや付随するPayLahの解約は別途必要である旨ご注意ください。仮にPayLahの残額はDBS口座への入金となりますので、口座解約の際に同時にPayLahの解約手続きも進めるとよいでしょう。

HSBC || 月次明細書のダウンロード方法 <<最新版>>

新年一発目の投稿です。今年もよろしくお願いします。

HSBCのインターネットバンキングのデザインが香港や中国と同様になり、以前と異なる操作方法に戸惑われた方もいらっしゃるかと思います。新しくなった操作方法を徐々にご紹介出来ればと思いますが、今回はオンラインでの月次明細書(Eステートメント)のダウンロード方法をご紹介します。

1. 下記の画像はインターネットバンキングにログインした直後の画面です。
右側のeStatementsをクリックします。

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2. 次の画面で、まずはStatement type(明細書の種類)を選択します。
Accounr statementとComposite statementが表示されますので、Composite statementを選択します。

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3. Accountを選択するプルダウンにて、お客様番号(3桁 + 6桁の組み合わせ)を選択します。単独名義口座のみの場合、ここで表示されるお客様番号は一つですが、単独名義に加えて共同名義口座等複数の口座を保有する場合は複数のお客様番号が表示されます。

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4. ダウンロードする月次明細書の月をクリックします。ここでは2019年12月発行の明細書をダウンロードするため、07 Decemberをクリックしました。

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5. ファイルを保存するか否かのポップアップが表示されます。OKをクリックしてPDFを保存します。

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6. 保存したPDFを開封することで月次明細書を確認できます。
<<ステップは以上です>>

最後に、月次明細書に関する諸注意点をまとめました。

  • 月次明細書は発行から1年間のみインターネットバンキング上でダウンロード可能です。1年を経過すると順次削除されていきますので、必要に応じてダウンロードし、保存されることをお勧めします。
  • 月次明細書を郵送で受け取られている場合、インターネットバンキング上で月次明細書をダウンロード、閲覧することはできません。逆も然りで、インターネットバンキング上で月次明細書を受け取る設定の場合、別途郵送はありません。
  • 月次明細書の再発行には所定の手数料が発生します。また、発行には日数を要する点にも注意が必要です。

HSBC || 住所・電話番号・Eメールアドレス変更 (2/2)

前回の続きです。


まず、HSBCのウェブサイトからダウンロードした書類は添付画像のとおりで、1ページと2ページ目が記入箇所、3ページ目が返信用封筒となっています。
(1ページ目)
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(2ページ目)
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(3ページ目)
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前回とも重複しますが、ダウンロードしたファイルはブラウザの新規タブで開かれることが殆どかと思います。それを一旦デスクトップ等に保存し、その後Adobeで開くことで、サイン箇所以外は直接タイプすることが可能です。

それでは、まず1ページ目から順に説明していきます。

My Personal Details (mandatory section)

重要:この欄は全て記入必須項目ですので、くれぐれも漏れのないように記入してください。全て、現在HSBCに登録されているパスポート(シンガポール人及び永住権保持者はNRIC)に記載のとおりに記入します。この欄に漏れがあるとHSBCのオペレーションにて口座の特定ができず、結果として依頼自体が受け付けられない可能性があります。

  • Full name (as in NRIC/Passport)の右、該当する敬称を選択
  • Last Name(姓をローマ字で記入)
  • First/Given Name(名をローマ字で記入)
  • Existing NRIC/Passport No. (現在HSBCに登録されているパスポート番号、シンガポール人及び永住権保持者はNRICを記入)

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1. I would like to update (mandatory section)

こちらの欄も選択必須です。登録情報の変更を希望する対象口座を選択します。

HSBCシンガポールにて、ご自身の名義で保有する全ての口座・サービスに関連する登録情報の変更を希望する場合は、ALLから始まる一番初めの項目にチェックを入れます。

クレジットカードのみ変更希望する場合には2番目の項目にチェックを入れ、クレジットカード番号を記入します。

HSBCシンガポールで保険に加入している方で、保険の登録情報を変更する場合には3番目の項目にチェックを入れます。チェックが入っていない場合は、保有する全ての口座の登録情報が変更されます。

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以上が1ページ目における記入必須項目です。ここから下の項目は、変更箇所のみ記入してください。登録内容に変更がない項目については記入の必要はありません。

 

2. My new personal particulars

氏名、本人確認書類(ID)、国籍変更がある場合に記入する項目です。

  • New/Other Name: 新しい氏名をID表記どおりに記入。
  • New Identification Type: ID変更がある場合、登録するIDの種類を選択。
    NRIC: シンガポール市民・永住者用ID、Passport: パスポート、Malaysian IC: マレーシア人のIDです。
  • New NRIC/Passport No.: 新しいID番号を記入。
  • New FIN No.: (シンガポールに居住する外国人のみ)Employment PassやDependent Pass等、シンガポール政府発行のID番号を記入。
  • Nationality(ies): 国籍に変更がある場合、保持する全ての国籍を記入。

※氏名変更の場合はその事実を証明するdeed pollや結婚証明書(いずれも英文)の提出が必要です。原本認証の要否については、HSBCの担当者へご確認ください。

※パスポート等本人確認書類の変更の場合、新旧本人確認書類のコピーの提出が必要です。また、パスポートのコピーにパスポートと同じサインを記入してください。パスポートとHSBCに登録するサインが異なる場合には、HSBCに登録するサインもあわせてパスポートコピー上に記入してください。

重要:氏名変更、本人確認書類の変更については郵送で受付不可の場合もありますので、提出前にHSBCの担当者へご確認されることをお勧めします。

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3. My new contact details

連絡先(電話番号及びEメールアドレス)の変更欄です。

  • Mobile No.: 新しく登録する携帯電話番号を記入。
  • Home No.: 新しく登録する自宅電話番号を記入。
  • Office No.: 新しく登録する勤務先電話番号を記入。
  • Email Address: 新しく登録するEメールアドレスを全て大文字で記入。

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 重要:電話番号のフォーマットは国番号をCountry code欄に記入し、市外局番の頭の0(ゼロ)を除く電話番号をArea code & Telephone numbers欄にハイフンを含めずに記入します。うっかり市外局番の頭の0(ゼロ)を書いたままでも電話番号の登録自体は進められますが、携帯電話番号でこれをやってしまうとHSBCからのSMSを受信することができませんので、市外局番の頭の0(ゼロ)を省くことは忘れずにお願いします。尚、日本以外の国ですと市外局番の頭がゼロ以外の国もあります(シンガポールや香港がそうです)。そういった場合はこの話には該当しません。
例:日本の携帯電話番号が09012345678 の場合、記入例は上記画像の通りです。ご存知のとおり、日本の国番号は81です。

 

4. My new address details

住所変更欄です。

  • New Residential Address: 新しい居住(自宅)住所を記入します。以下は(架空住所です)東京都千代田区丸の内1−2−3−3012号の英語表記例です。
    Country欄は国名、Postal Code欄は郵便番号、At this address since欄には新住所の居住開始日を日・月・年のフォーマットで記入します。
  • Permanent Address: 永住地に変更がある場合のみ記入します。居住住所と同一であれば記入の必要はありません。
  • New Mailing Address (Please select one): 郵送物送付先住所の指定欄です。住所変更に伴い、郵送物送付先も変更する場合に選択します。この欄の選択、もしくはif your mailing address differs from Permanent/Residential Work address, please specify below欄への記入がない場合は、郵送物送付先住所の変更はされません。
    • New Residential Address: New Residential Address欄に記載の新居住住所
    • Permanet Address: Permanet Address欄に記載の新永住地の住所
    • Work: 勤務先住所(既に勤務先住所の登録があり、そちらへ郵送物送付先住所を変更する場合、もしくは2ページ目・5. My new employment detailsに記入する勤務先住所への変更を希望する場合のみチェック。
    • If your mailing address differs from Permanent/Residential Work address, please specify below: 郵送物送付先住所として上記以外の住所を指定する場合、その住所を記入
    ※以下は自宅住所変更及び郵送物送付先を新しい自宅とする場合の記入例です。
  • 重要:右下、Customer's initials欄はイニシャル記入欄です。ご自身のイニシャル、もしくはサインを記入します。Principal欄へ記入してください。もし共同名義口座の変更依頼の場合で、かつ2ページ目のSignature of joint account holder欄に共同名義人もサインをする場合、こちらのJoint欄にも共同名義人のイニシャル(もしくはサイン)を記入してください。

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以上が表の1ページ目の説明でした。

続いて、2ページ目に移ります。

5. My new employement details

勤務先が変更になった場合に記入します。

  • Empoyment status: 該当の雇用状況を選択します。会社員であればEmployed Staffとなります。
  • Employer/Business name: 会社名を英語表記で記入。
  • Industry Type/Nature of Business: 業種を記入。
  • Occupation: 職種をプルダウンより選択。
  • Job Title: 役職名を英語で記入。
  • Length of service: 勤続期間を年・月のフォーマットで記入。(下の画像は0年2ヶ月)
  • Annual Income (SGD): 年収をSGD換算で記入。
  • Work Address: 勤務先住所を記入。Postal Code欄にJAPANと書いてますがこの欄には郵便番号を記入します。f:id:sg_retail_bank_info:20191218001042p:plain


では、いよいよ最後です。 

6. Customer Declaration

署名欄です。

  • Signature of principal account holder欄に登録のサインをし、
  • Date欄に記入した日付を日・月・年のフォーマットで記入します。

共同名義口座の変更依頼の場合で、かつ共同名義人もこの書類にサインをする場合、Signature of joint account holder欄に共同名義人のサイン、Date欄に記入した日付(principal account holderと同じ日付としてください)、Name欄に共同名義人の氏名を英語表記で記入してください。

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書類の記入は以上です。お疲れ様でした。

書類をHSBCへ送付する際には、PDF3ページ目の受取人払いの返信用封筒を使うことで、海外からでも切手不要で送ることができます(海外から送付する場合、HSBCウェブサイトにて必ずupdate personal particulars and contact details from (overseas) (PDF) をダウンロードしてください。(overseas)と記載がないPDFに添付の返信用封筒はシンガポール国内からの送付用で、海外から送付することはできません。

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HSBCの担当者へ直接送付する場合は返信用封筒は使用せず、直接担当者の支店住所宛に送付してください。

郵送物の紛失がご心配でしたら、国際書留で送ることをお勧めします。数百円の出費で、日本国内同様に郵送物の追跡が可能です。

尚、変更内容によっては担当者から内容確認のため、電話での連絡が入る場合があります。

HSBC || 住所・電話番号・Eメールアドレス変更 (1/2)

海外に口座を持つ場合、住所等の個人情報は常に最新情報を銀行に届け出るようにしたいところです。特に、昨今はマネロン対応でどの銀行もコンプライアンスが厳格になっており、銀行からの送付物が宛先不明により銀行に返送されてきた、登録の電話番号が不通であったといったような場合には口座が容赦なく凍結される可能性があります。それが銀行にとってリスクの高い海外居住者であれば尚更です。

HSBC口座の住所変更方法は2通りあり、インターネットバンキング上での申請、もしくは書類提出による申請となります。今回は住所・電話番号・Eメールアドレス変更に必要な書類の入手(ダウンロード)方法をご紹介します。

まず、必要書類をHSBCシンガポールのウェブサイトよりダウンロードします。

https://www.hsbc.com.sgへアクセスし、Bankingにカーソルをあわせた際の右側に表示されるForms and Downloadsをクリックします。

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 次に表示される画面では以下の表示が出ます。画面を下へスクロールし、

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Frequently used formsの少し下、Downloadable forms一覧の下から2番目、Update personal particulars and contact details form (overseas) (PDF)をクリックして書類をダウンロードします。尚、シンガポール居住者の方はUpdate personal particulars and contact details form (PDF)を使用します(いずれも必要書類の中身は同じですが、返信用封筒が海外用・シンガポール国内用と異なるため)。

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ダウンロード後はブラウザではなく、Adobeで開くことでファイルに必要事項をタイプできます。もちろん、印刷し内容を手書きで記入しても問題ありません。

尚、今回ダウンロードした書類はHSBCシンガポールに登録する個人情報のアップデートに使用する包括的なフォームです。住所、電話番号、Eメールアドレスの変更以外に、ID(パスポート等)、氏名、勤務先情報の変更の際にも同じフォームを使用します。

肝心の書類記入方法は次回取り上げます。

HSBC || カードの暗証番号変更方法

HSBCシンガポール発行のカードは、シンガポール国内のHSBC ATMにて変更可能です(残念ながらそれ以外の方法は今のところありません)。今回はカード暗証番号変更方法をご紹介します。今回のブログ記事は新規でカードと暗証番号を受け取った方向けですが、既にカードをお持ちの方で暗証番号を変更したい場合でも操作方法は同じですので応用が効きます。

まず事前準備から。ATMの前に立つ前に、お手元にカードとHSBCより発行された6桁の暗証番号をご用意ください。あわせて、新たに設定する6桁の暗証番号も考えておいてください。

1. HSBC ATMにカードを挿入すると、現在の暗証番号を入力するよう求められます。ここではHSBCより発行された初期設定の暗証番号6桁を入力し、Enterボタンを押して次に進みます。(尚、暗証番号入力時には"00"ボタンは使えません。0を2回続けて入力する場合、0ボタンを2回押してください。)f:id:sg_retail_bank_info:20191001231217j:plain

2. 下記の画面が表示されたら、画面右下のOther servicesをタッチします。f:id:sg_retail_bank_info:20191001231524j:plain

3. 次に、Change PINをタッチします。f:id:sg_retail_bank_info:20191003011740j:plain
4. この画面では新たにご自身で設定する6桁の暗証番号を入力し、Enterボタンを押します。f:id:sg_retail_bank_info:20191001231846j:plain

5. 新しい暗証番号の確認画面です。4. で入力した新しく設定する6桁の暗証番号を再度入力し、Enterボタンを押します。f:id:sg_retail_bank_info:20191001232032j:plain

6. これが最後の入力画面ですが間違えやすいのでご注意を。ここでは一番最初の画面で入力した、変更する前の暗証番号6桁(初期設定のもの)を入力し、Enterボタンを押します。f:id:sg_retail_bank_info:20191001232753j:plain

7. 以下の画面が表示されたら暗証番号の変更手続きは無事完了です。他の操作をする場合は画面のYesを、カードを取り出す場合にはNoをタッチします。f:id:sg_retail_bank_info:20191001232851j:plain

8. 暗証番号の変更手続き完了後には、登録の携帯電話にその旨を知らせるSMSが届きます。f:id:sg_retail_bank_info:20191001233243p:plain

余談ですが、暗証番号変更の一連の操作中、暗証番号の入力を3回間違えてしまうとカードがロックされてしまいます。ロックされた場合、暗証番号の再発行が必要です。暗証番号再発行は登録住所への郵送のみですので即日再発行はできませんので、入力には十分注意を払ってください。

銀行口座を作るなら香港かシンガポールか

プライベートバンクであればシンガポールブッキングの口座を開設し、香港ベースの営業担当者にて担当することが可能(逆も然り)ですが、リテールですとそうはいきません。香港で開設した口座は香港でライセンスを所持する担当者、シンガポールで開設した口座はシンガポールのライセンスを所持する担当者が担当します。

昔からの金融都市である香港と、ライバル香港を追い越すべく毎年力をつけているシンガポール。リテール顧客である我々が口座を開設するにはどちらがよいか、検討材料をあげてみます。

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HSBC || 投資口座開設

プレミアの口座で投資を行うには、別途投資口座の開設が必要です。投資口座が必要となる金融商品は以下のとおりです。

  • ファンド(Unit Trust)
  • 債券
  • 仕組債
  • 上場株式、ETF等 (米株、香港株、シンガポール株の取引が可能)

尚、株取引はインターネットバンキングでの取引のみ可能です。ライセンスの規定上、担当者(リレーションシップ・マネージャー)による銘柄推奨やサポートは言語面も含め一切できないようです。債券は担当者経由での購入のみ、ファンド購入は担当者、インターネットバンキングどちらも可能です。

投資口座開設を希望される場合、必要書類はHSBCのウェブサイトからダウンロードできないので、担当者にその旨を依頼して取り寄せてください。
【2020年4月追記】現在は書類での申し込みに加え、担当者と電話で本人確認を行うことで投資口座開設が可能となったようです。詳細は担当者へお問い合わせください。

最後に、為替取引やデュアルカレンシー取引であれば投資口座開設は不要ですが、デュアルカレンシー取引(為替オプション)の場合、リスク許容度や投資目的等の確認が毎年必要になります。

HSBC || インターネットバンキングのログイン方法

これまで、HSBCのインターネットバンキングにログインするには、ユーザー名を入力し、次の画面でパスワードとセキュリティデバイス(以下トークン)で生成される乱数(以下セキュリティコード)を入力する必要がありました。

しかし、この程インターネットバンキングのログイン方法に若干変更があり、ユーザー名の入力後は(パスワードを入力することなく)セキュリティコードを入力するだけでログインできるようになりました。

ログイン方法を順に説明します。

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