HSBC || カードのアクティベーション方法
口座開設が無事完了すると、銀行から以下の書類が郵送されてきます。
- 口座番号通知
- デビットカード、若しくはATMカード
- 暗証番号 (安全を考慮しカードとは別々に届きます)
日本の銀行が発行するキャッシュカードとは異なり、シンガポールの銀行が発行するカードは安全面を考慮し、アクティベーション(初期利用設定)を経てカード利用可能になります。
このアクティベーションですが、同じHSBCでも香港とシンガポールではその方法が異なります。
香港の場合、ATMにカードを挿入し、銀行がランダムに設定し送りつけてきた暗証番号を入力すればアクティベート完了です。暗証番号は香港のHSBC ATMで変更できます。
一方シンガポールの場合、カードと暗証番号を手元に用意のうえコールセンターに電話をしてのアクティベート手続きとなります。コールセンターは自動音声を含め全て英語です。
コールセンター以外でのアクティベーション方法として、書類によるアクティベーションも受け付けています。以下に書類記入方法をご紹介します。
まず、書類はHSBCのウェブサイト、Form Centreよりダウンロードできます。
PDFは2ページ構成です。片面印刷してください。2ページ目は返信用封筒になっています。シンガポール国内からは切手不要ですが、日本から送る場合は航空便の料金分切手を貼ってください。もし紛失をご心配でしたら、国際書留で送ることをお勧めします。切手代に数百円程度追加するだけで送ることができます。
記入箇所(全部で4箇所です)
1. Personal Particulars (Please complete all fields in this section)
- Full name: 氏名をアルファベット表記で記入(名前・苗字、苗字・名前のどちらの順でも可)
- Contact no.: 登録の電話番号を記入。携帯(M)、自宅(H)、勤務先(O)の順に記入。(例:+81-90-1234-5678, 市外局番の頭のゼロは記入しない)
2. Card Activation
- □Activate ATM/Debit Card No.: ATMカード、デビットカード番号記入欄。
左側の□にチェックを入れ、カード番号をハイフンなしで記入します。
IssueNo.: 欄にはカード発行番号を記入。カード発行番号はカード表面の右下にエンボスされた1桁の番号です。 - □Activate Credit Card No.: クレジットカード番号記入欄。
左側の□にチェックを入れ、クレジットカード番号をハイフンなしで記入。
※クレジットカードを申し込んでいない場合(即ち、手元にない場合)は記入不要です。
3. Enrolment for Overseas use of Card Magnetic Stripe
海外(シンガポール国外)のATMでカード利用を希望する場合に記入します。日本を含めシンガポール国外でカード利用を希望する場合、この欄に必要事項の記入は必須です。なお、記入方法はCard Activation欄と同じ要領です。
- □Enroll ATM/Debit Card No.:
左側の□にチェックを入れ、カード番号をハイフンなしで記入。Issue No.: 欄にはカード発行番号を記入。 - Credit Card No.: クレジットカード番号記入欄。
続いて、すぐ下のFor overseasの右側に
□ATM
□Retail/Purchase
□ATM & Retail/Purchase、と記載があります。
これはデビットカードの場合、ATMでの現金引き出しに加えてショッピング利用もできるためで、シンガポール国外でカードを利用する際の機能を
□ATM (ATMでの現金出金)
□Retail/Purchase (ショッピング利用)
□ATM & Retail/Purchase (ATMでの現金出金及びショッピング利用)
とあらかじめ絞り込むことが可能になっています(後日変更も可能です)。もちろん、全て選択することも可能です。
ここでは利用を希望する項目にチェックを入れ、有効期間を右側に記入します。use from(海外利用開始日)を日・月・年の順に、to (海外利用終了日)を同様に日・月・年の順に記入します。
カードの有効期限まで常に海外で利用できる状態にしておきたい場合、use from欄にはimmediate(即時)、to欄にはuntil expiryと記入するとよいでしょう。
4. Declaration
Signature of Account Holderのすぐ下、枠内に登録の署名を記入します。SVと書かれた丸枠は、銀行員がサイン認証後にイニシャルを記入する欄ですので何も記入しないでください。
最後に、右側のDate欄に書類記入日を日・月・年(例:2019年6月29日の場合、29/06/2019もしくは29 Jun 2019)と記入して書類作成は終了です。カードが2枚以上ある場合、カード1枚ごとに書類を記入していきます。
記入が終わったらエアメールでシンガポールへ送りましょう。
自分で用意した封筒で送る場合に記入する住所はこちらです。PDF2ページ目に記載があるので念のためそちらと照合してください。
HSBC Bank (Singapore) Limited
SD - Banking Services
Account and Customer Maintenance
Robinson Road P.O. Box 896
Singapore 901746
日本からのエアメールは通常は10日前後でシンガポールに届きます。
尚、アクティベートが完了すると登録の携帯電話にその旨を通知するSMS(ショートメール)が送られます。郵送後2週間過ぎてもSMSが届かない場合は、カードと暗証番号を持って対応するATMに行き、残高照会等を試してみてください。残高照会ができるようであればそのカードはアクティベート済みと理解していただいて大丈夫です。
- 日本国内の対応ATM: Plusのロゴ(カード裏面右下に記載のロゴ)が貼られた銀行やコンビニATMであれば使えます。ゆうちょ銀行、セブン銀行、イオン銀行をはじめ、最近では大半のコンビニATM、メガバンクATMでも対応しているようです。
最後に、カード暗証番号の変更はシンガポールのHSBC ATMでのみ可能です。カード暗証番号の変更方法は、以下のエントリーをご参照ください。